甘〜い日常

クローン病のこと、日常のこと、ごはんのこと。人生はたのしくて、おもしろくて、なんかしらんけどうまくいく。

手術当日〜術後

手術は朝9時半。

8時前に母親が地元の群馬から新幹線とバスを使ってきてくれた。

手術室までは歩いていく。

4つほどある手術室の一番奥の部屋に通されて、そこで全裸になり手術台に上がり、足には血栓予防のマッサージ、酸素マスク、酸素測る機械、血圧計、右手の甲に太い点滴の針を刺すというので、一回麻酔の注射(痛い!)をされ、点滴の針が刺される。
硬膜外麻酔はされず、すごく不安になりながら、少しずつ点滴のところから麻酔薬が入ってく。

麻酔薬が入ってきて、手の甲がじんわり痛いなぁと思ってたところで、記憶なくなる。

次に気がついたときは、鼻チューブを抜かれ、痰を吸い取るなにかを口に入れられてた。
痰がすごくきになる。

意識が朦朧とする中、手術台からベッドに移され、そのまま看護室の隣の病室へ移動。

母親がそばにいてくれたのはわかったけど、いまが何時なのかまったくわからないし、話すより寝ていたい気持ちが大きくて、母親とあまり話せなかった。

いつ母親が帰ったのかもあまり記憶にない。

すごく夜が長がった。

お腹も痛いけれど、寝ているベッドのせいか背中がものすごく痛い。

体の向きは変えていい、と言われてもまったく変えられない。

少し寝るけど、痛くて起きる。

窓は暗いまま。

痛み止めの点滴をしてもらう。

発熱してたみたいで、汗を大量にかく。

隣にも、同じく手術したひとがいるみたいで、そのひとが何度も何度も看護師さんに時間聞いてて、聞いてる限り、わたしも寝て起きてを2時間周期で繰り返してたみたい。

ぜんぜん朝にならない。

頭も痛い。
背中も痛い。
お腹も痛い。




やっと、朝がきて、ベッド上でレントゲン撮って、主治医の先生もきて、歩けたら尿道カテーテル取る、と。

離床。
いまいる病室からもといた病室へ戻る。

看護師さんに手伝ってもらうものの、お腹が重い、痛い、苦しい。

座った状態でも息が出来ない。

歩かないと腸閉塞になるって言われてたから、看護師さんが車椅子で病室に戻るか聞いてきたけど、むりを言って歩く。

気持ちわるい。

どうにか歩いて病室に戻ると、吐いた。
なにも食べてないから胃液しか出ないのに、吐いた。
吐いたらすこしすっきりした。

その日は尿道カテーテルは取ってもらわず、翌日取ってもらうことに。

彼氏がお見舞いにきてくれたけど、身体が痛くて、なにも出来ない。

痛み止めの点滴も使いすぎて肝機能わるくしてるから、痛み止めの座薬をすること。

座薬をしたら、だいぶ効いてきて、そのあとすこしだけ歩くことができた。